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住環境資料室

開発商品の性能評価:「白洲そとん壁」の耐震性能の評価

高千穂の開発商品の各性能評価についてご紹介します。


「白洲そとん壁」の耐震性能の評価 〜国立大学法人 横浜国立大学 共同評価〜

◆試験結果

(1)検体1は、従前のモルタルと同等レベルでした。また、壁倍率は約2.4であり、これも従前のモルタルと同等レベルでした。

(2)検体2は、現在多く採用されている軽量モルタルと同等レベルでした。また、壁倍率は約1.9であり、これも軽量モルタルと同等レベルでした。

実験から直接得られるデータの例として検体1のグラフを【図4】に示します。
同様なデータが、モルタル、軽量モルタル、検体2についても得られています。

※壁倍率について:壁倍率は大きいほうが、耐力は強いといえますが、そとん壁のような最表面にくる意匠壁の場合は、壁が剥落しないことの指標は、耐力が大きいことよりも、大変形時まで耐力が低下しないこととと考えます。
今回の実験は、地震の時の壁の落下をみているので、より大きな変形(角度ラジアン)まで、耐力が低下しないほうが、より大きな地震でも壁が落ちにくいことを表しています。従って、より大きな変形量まで、抵抗があがっている壁がいいことになります。これは、概ね壁倍率と同じ性質となります。

グラフ

検体1検体2


横浜国立大学殿からは「白洲そとん壁」に対する総合評価を次のようにいただきました。

検体1はモルタルと同等であり、検体2は軽量モルタルと同等である。
検体1では真の変形角で概ね1/25rad、検体2では1/35rad程度まで耐力は低下しなかったことから、本試験での試験体2体は高い変形能力を有しており、壁材としての性能は十分であるといえる。
但し、現状では、この実験での壁倍率を構造設計に使うことは不適切である。
現在の設計では、必要耐震壁量は筋かい等の耐力壁で満たし、いずれの外壁等であっても壁倍率は余力とみる必要がある。
それを前提として、そとん壁は十分な余力を有すると考える。

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