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住環境資料室

住の快適感 1)色と素材感
色と素材感

住環境の快適さにかかせない「色と素材感」についてのレポートをご紹介します。


1.Biocera

高千穂では、2005年末にBiocera(ビオセラ)という新商品を発表・発売しました。

これは、従来からご好評をいただいている薩摩中霧島壁の機能はそのままに、
ヒューマンカラー理論(*1)」に基づき、自然色に癒し効果をプラスしたものです。
言い換えれば、"中霧島モダンスタイル"として、ヒューマンカラーの中から、和風・洋風の境界のないシンプルなベストカラー10色を展開するものです。

ところで、このBioceraの素材は全て同じであり、薩摩中霧島壁を含めて、同じ素材感を持っています。同じ素材感ながら多くの色を設定するということは、さまざまなお客さまの好みに対応するためですが、これについて考えてみたいと思います。


2.素材感

素材感について、見た目(視覚)の素材感と、触った(触覚)の素材感に分けて考えて見たいと思います。


見た目の素材感

Biocera、薩摩中霧島壁の見た目は、さまざまな大きさのシラス粒子が不規則に分布しており、これに左官職人の手で、4〜6種類のテクスチャーがつけられています。

別の言い方をすればゆらいでいると言えます。音楽や扇風機で採用されてきた”1/f ゆらぎ(*2)”は人間の心を落ち着かせる効果をもっていると言われています。
これが癒しの効果に繋がっているのかもしれないと考えています。

これに対して、見た目に平滑な素材感を持っているものもあります。例えば、南欧、例えばスペインのアンダルシア地方に見られる白い家は、少なくても遠目には平滑な素材感に見えます。これらの真っ白な家が、地中海の真っ青な海、晴れ上がった青い空とマッチして、極めて美しく多くの人に好まれています。

触った素材感

Biocera、薩摩中霧島壁を触ったとき、特に夏の蒸し暑い日には、ひんやりして、また、しっとりした素材感を持っています。これは、テクスチャーにより多少違いますが、指先から熱と湿気を受け取るためであると考えています。
これに対して、上記の地中海の白い家は、温暖な気候ですから当然ですが、触ったとき暖かい素材感を与えますが、朝晩は涼しげな素材感を持っている可能性もあります。



3.色と素材感の調和

色と、見た目の素材感

上記のように、Bioceraのような見た目のゆらぎのある素材感をもつものは、色が真っ白であるとなんとなく違和感があるように思われます。
多少、ベージュやグレー、ピンクがかった柔らかい白が似合うと考えています。更に細かくは、あまり気が付かないほどの多少の青みが入ると人間にとって、おちついた色になるのではないかと感じています。

これに対して、上記の地中海の家は、やはり真っ白が似合うようです。
これは、人々が先入観として持っている期待も影響しているとは思いますが、平滑な素材感の場合、複雑な白にすると汚れたように見えるのかも知れません。


[見た目の素材感+色]と、触った素材感

[見た目の素材感+色]は、視覚的イメージと考えてください。人が、物を評価するとき、視覚的イメージ=見た目のイメージが先にきます。
いわゆるブラインドタッチのような例外もありますが、通常は見た目のイメージが先です。
ここで、人は、見た目のイメージを持って物に触れた場合、触った素材感が見た目のイメージと合っていれば違和感を持たないと言われています。

逆に、見た目のイメージとかけ離れていると、おかしなものだと感じます。例えば、暖かな見た目のイメージを持って、触ってみると冷たかったりするとギャップを感じます。



4.建材における色と素材感

他の商品での色と素材感

例えば、ファッションでは、色と素材感が調和しないものも、たまには面白いもの、気分転換になる場合もあります。明日には、調和のとれた服装にすることができます。例えば、金曜日のフリーファッションデーには思い切ったコーディネートをしたりするような感じです。

車の場合は、そう簡単に買い換えることはできませんから、色と素材感の調和は重要であると考えます。例えばシートでは、モケットにはモケットらしい色、ニットにはニットらしい色、ジャガード織り、平織りでは、それとマッチした色にデザインされていると思います。
更には、内装全体、車体色との調和も考慮されているでしょう。しかし、あまり、バリエーションを増やすとコストが上がるのはどの商品でも同じです。


建材における色と素材感

、お客さまの好みを考えつつも、色と素材感を考えながら商品を開発し、色を選んでいます。
そのひとつの形がBioceraとして商品設定されました。

以上のように、色と素材感について、簡単ではありますが、私達の思いを述べさせていただきました。
このコンテンツにご興味をもたれた方、ご意見やご要望などのご投稿をお待ちしております。

ご意見・ご投稿は「住環境 ご意見箱」メニューよりお願いいたします。
各商品についての概要は「高千穂の開発商品」メニュー、高千穂ライフニックスBioceraメニューをご参照ください。


*1 ヒューマンカラー理論:
地球上に存在する自然の色を体系づけた理論です
詳しくはこちらをご参照ください。 高千穂ライフニックス Biocera:ヒューマンカラー理論 詳細

*2 1/f ゆらぎ:
1925年真空管を流れる電流の抵抗値が一定ではなく、不安定にゆらいでいることが発見され、命名されました。自然現象の中にも小川のせせらぎなどの様々な「1/f ゆらぎ」が発見されており、同様に、心地よい音楽を聴いたり、快い感じを抱いたりと安静にしている時の脳波にも「1/f ゆらぎ」があることもわかっています。


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